SM-PETSで最初に教えるのは、強い刺激へ耐えることではありません。呼ばれたら返事をする、許可なく動かない、指定された場所と姿勢で待つ。次の命令を成立させるための基本を先に反復します。
01
始まりを示す合図を決める
首輪を着ける、衣服を脱がせる、床へ膝をつかせる。SM-PETSでは、日常から調教へ切り替わったことが分かる合図を最初に置きます。合図のあとに同じ返事と姿勢を求めることで、次に何を優先すべきかを覚えさせます。
強い刺激から始めると、その場の反応だけで終わります。最初の合図、返事、待機を毎回そろえることで、場所や道具が変わっても続く命令の土台になります。
02
短い返事をすぐに返させる
命令を理解したか、まだ聞いていないのかを曖昧にしないため、短い返事をすぐ返させます。声の大きさより、呼ばれたときと命じられたときに反応を止めないことを重視します。
奴隷誓約や決めた挨拶も、長い言葉を暗記させるだけではありません。言葉を口にする姿勢と順番をそろえ、自分に与えられた役割を確認させるために使います。
03
許可が出るまで待たせる
顔を上げる、立つ、歩く、ケージから出る。普段なら自分で決める動作も、調教中は許可が出るまで始めさせません。待機は何もしていない時間ではなく、命令が続いていることを理解させる時間です。
ホテルの玄関で土下座したまま待つ記録や、客の到着まで同じ姿勢を保つ記録では、次に何をされるか分からなくても勝手に動かないという基本が表れています。
04
姿勢を次の命令へつなげる
土下座、四つん這い、犬の姿勢は、それぞれ一枚の写真を作るためだけの形ではありません。挨拶から移動へ、待機から奉仕へと、姿勢を崩さず次の役目へつなげます。
最初に返事、許可、待機、姿勢を覚えさせておくと、拘束や鞭など別の要素を加えたあとも、何を命じられているのかがぶれにくくなります。実録では、その基本が場面ごとにどう使われているかを確認できます。


